ランパ治療の効果

投稿日:2016年12月29日

カテゴリ:小児矯正 矯正

前回、マランパチ分類と言って、口を大きく開けた際に喉の奥がどれだけ見えるか?の分類の話をしました。 全く見えないのが最も重症度が高く、舌も口蓋垂も咽頭の方に落ち込んでしまっている状態で、いびきをかいたり、姿勢が悪くなったり、肩こり、ストレートネックの原因となります。

ランパ治療は、上顎を骨ごと 前上方に牽引する治療なので、その変化や治療効果は 上顎骨のみならず そこに付随する組織すべてに影響を及ぼします。 例えば、口蓋骨や喉の奥の軟口蓋、上下咽頭、舌骨、側頭骨、蝶形骨、脳下垂体などなど・・・

つまり、上顎骨を上前方に牽引すると、落っこちていた口蓋垂や舌骨等の組織も一緒に引っ張られるので、喉が開いてくるのです。 喉が開いてくると、マランパチ分類の程度は改善の方向に向かいます。結果、舌が前に来るようになり、歯並びが安定します。また、口腔内容積が大きくなるので 呼吸がしやすくなり 姿勢が良くなっていくのです。 

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ランパ治療は 顎顔面口腔育成治療ですので、通常の 歯並びに着眼した 審美目的の矯正治療とは、目的もやり方も全く違います。 歯が並ぶ骨格を正常にすることで、結果的に歯が綺麗に並ぶので、無理矢理に歯を並べる矯正治療とは違って、後戻りがほとんどありません。

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