ディープバイト その2

投稿日:2021年3月2日

カテゴリ:子育て歯医者の子供の矯正ブログ

深い噛み合わせ(ディープバイト)の際に、笑うと上顎の歯茎が かなり見えてしまう、 いわゆる ガミースマイル の事がよくあります。

笑うと 歯茎が見える人と 見えない人の 違いは一体なんでしょうか?

一つは、笑うときに唇が大きく上がると言うことも考えられますが、実際は、上顎の前歯の骨が下に下がっている と言うように考えると この噛み合わせの成り立ちが理解できます。

正常な上顎の発育方向は、前下方が正しいとされており、特に上顎を前方へ発育させるには舌の力が必要です。 舌が普段から上顎の口蓋にピタッとくっついて、上顎を押していれば 正しい方向へ成長発育していきますが、鼻炎や猫背など 何らかの理由で鼻で呼吸が出来なかったり、お口がポカンと開いてしまって、口で呼吸していると、舌を上顎の口蓋につける事が出来なくなり、上顎は前方に成長しないで、下方向に成長していきます。

上顎が下方向に成長すると、下顎も前方には成長できず後方に押しやられていきます。

上顎が下方向に成長する事で、歯茎が見えるガミースマイルとなり、下顎が後方に押しやられる事によって、ディープバイトとなり、気道が狭くなったり、二重顎になったり、顔が長くなったり、顎が細くなったり、口の中が狭くなったりします。

上の図を見ていただくと、一目瞭然、どちらの骨格が より健康で正しく成長発育しているでしょうか。

ディープバイトの治療を、噛み合わせを高くして治療する事が何故良くないかは、右の図から考えれば、この状態で噛み合わせを高くしたら、下顎はさらに後方に回転し、顔はさらに長くなります。

正しい治療の方法は、下方に落ちてきてしまった上顎を正しい方向である前上方に 成長させる事です。

顎顔面口腔育成治療では、このように間違った方向へ成長してしまった上顎を、正しい方向に導き成長させる事で、不正な噛み合わせを改善していきます。