深い噛み合わせ(ディープバイト)

投稿日:2021年2月27日

カテゴリ:子育て歯医者の子供の矯正ブログ

この写真は、息子が6歳の時の、噛み合わせの状況です。

見て頂いて分かるように、上の前歯が下の前歯を完全に覆い尽くしていて、下の前歯が全く見えません。下の前歯は舌側に倒れており、先端は擦り減って平らになっています。 上の前歯が邪魔して下顎が前に出れません。

このような噛み合わせ様式を、 ディープバイト (深い噛み合わせ)と言ったり、過蓋咬合と言ったりします。

一般的にこのような咬合様式の治療は、 噛み合わせが深い = 噛み合わせが低い と診断され、奥歯を高くすれば下の前歯が見えるようになることから、噛み合わせの高さを高くして治療が行われる事がほとんどです。

私も、顎顔面口腔育成治療を学ぶ前は、噛み合わせを高くして治療を行なっていましたし、今でも成人の過蓋咬合の治療の際には、噛み合わせを高くする事もあります。

しかし、この噛み合わせができてしまう原因から考えると、単純に奥歯を高くして噛み合わせを高くする事は正解とは言えません。

そして、何故、夜間にイビキをかき、姿勢が悪いのか。

その原因は、上顎の成長方向にありました。

ページトップへ戻る