拡大床をおすすめする歯並びとは

投稿日:2021年12月13日

カテゴリ:スタッフブログ

まず、拡大床(拡大装置)とはどんなものかというと、歯並びがガタガタな原因は歯がきれいなアーチ型に並ぶスペースがない為なので、そのスペースを作る為に顎骨を広げる装置の事をいいます。

成長期のお子様の上顎骨は2枚の骨が合わさっていますが、まだ、完全についていません。この2枚の骨が離れる方向に大きな力をかけ離開させる目的で使用します。

離開後、一定期間スペースを保つと間に新生骨ができ安定してきます。この現象を利用して、大きな拡大を行ないます。

拡大装置のメリットは、上顎の骨の成長を促し骨格や歯列のバランスの悪さを同時に改善できるということです。

永久歯が全て生え揃う前に治療をスタートできれば、永久歯がきれいに生え揃うスペースを確保できるので、矯正治療のための便宜抜歯を回避することができますし、上顎を広げることで鼻呼吸しやすいくなり、鼻腔が広がることで口呼吸から鼻呼吸への改善が期待できる(上顎が狭いと空気の通り穴である鼻腔も狭いことが多く、鼻呼吸がしにくくなる場合があります)のも大きなメリットのひとつです。

拡大床のデメリットは、装置による違和感が強い点が挙げられます。固定式の場合は、装置を歯に接着剤でを使用して固定させるので自分で取り外しすることはできません。

装置を装着した後1週間程度は、発音がしづらかったり、うまく飲み込みにくくなったりとこれまでとは違った感覚の違いによりストレスを感じる方もいるかもしれません。
その他にも食べ物が装置につきやすく歯磨きが難しくなることが欠点です。
ワイヤーやネジの部分に汚れが停滞しやすいので、小さなお子様の場合は親御様が仕上げ磨きをするなどしてご家族のサポートが必要となります。

拡大装置使用時の注意点

拡大装置にはスクリュー(装置の横幅を広げるための調節ねじ)が埋め込んであります。保護者の方には、1日に決められた回数・決められた量に従って、ねじを回してあげる必要があります。

また、装置に汚れが付着しやすいため、治療期間中は粘着性のある食べ物などはできるだけ避けていただく事をおすすめします。

取り外せるタイプの拡大床をを使用する場合には、1日12時間~15時間程度を目安に装置をつけたいただく必要があります。最初は舌が当たって話しづらかったり、食事がしにくいなどの違和感が出ることが考えられます。

取り外せるタイプはきっちりと使用時間を守らなければ効果が出ないため、親御様の管理も大事になります。もしも装置のにおいが気になる場合には、洗浄剤を使用していただくとにおいも汚れもスッキリします。

そして、拡大装置だけでは永久歯の歯並びまできれいに並ぶ事はあまりないので、かみ合わせや歯の向きを整えるといった三次元的に歯を動かすためには、ブラケットやマウスピース矯正を併用する必要性があります。

お子様の歯並びや矯正についてのご相談は随時受付けておりますのでお気軽にお問合せくださいませ。