部分矯正をおすすめする歯並びとは

矯正治療にはいろいろな種類がありますが、大きく分類すると全体矯正と部分矯正があります。

全体矯正はほぼ全部の歯に装置を装着し、理想的な歯並びに変えていく為矯正治療期間が長く費用もかかることが多いです。

その点部分矯正に関しては、全体ではなく気になる箇所のみの矯正治療になるため、全体矯正に比べ矯正治療期間が短期間で終わり、費用も比較的安価で済む場合が多いです。また、治療期間中の違和感も少ない事が特徴です。

ただ、部分的な矯正な為動かせる範囲に制限があります。

部分矯正をおすすめする歯並びにはどのようなものがあるでしょうか。

１、軽度な出っ歯

出っ歯といっても、出っ歯になった原因には３つに分類されます。１つは上顎の顎が大きすぎるため、２つめは下顎の顎が小さすぎるため、３つめは顎のサイズのバランスにはもんだいは無く、前歯のみ飛び出しているため。

顎のサイズの問題で出っ歯の場合は、部分矯正では難しく拡大床という顎自体を広げる矯正が必要となります。前歯のみの出っ歯であれば、部分矯正でも治療は可能です。

２、すきっ歯

歯と歯の間に隙間が空いているすきっ歯は、空隙歯列といわれ

生えてきた歯自体のサイズが小さかったり、歯の本数が少ない場合になる事が多いです。

３、軽度乱杭歯

一般的に歯並びを気にされる方の一番多い症状で、歯が重なったりでこぼこしたり、曲がって生えている状態です。八重歯もこれに分類されます。

軽度の場合は部分矯正でも可能なこともあります。

４、軽度な反対咬合

全体的な場合は部分では不可能ですが、少ない本数の反対咬合であれば部分矯正でも対応可能です。

５、軽度な開口

オープンバイトとも呼ばれ、奥歯だけしか噛み合ってなく、前歯に隙間が空いている状態です。

軽度であれば、前歯の部分矯正のみで治せる事もあります。

ただ、これらはあくまでも軽度な場合に限り、また見た目だけの部分的な矯正に過ぎません。

噛み合わせに関しては関与していない為、

前歯の見えるところのみを綺麗にしたい方や、一度矯正をして後戻りしてしまった１部分を治すなど補助的な矯正と考えていたほうがいいかもしれません。

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