インプラントを長持ちさせる為のポイント

投稿日:2022年9月21日

カテゴリ:インプラント

インプラントは永久的ではありません。しかし、適切な治療がなされかつ、定期的なメンテナンスと正しいセルフケアを続けることによって、長く機能させることは可能です。しっかりメンテナンスを行い、インプラントの寿命を延ばすのはもちろん、お口の健康維持に努めることが大切です。

その為に、

1.自分が受ける治療を事前に把握する

ご自身が受ける治療について、きちんと把握することが大切です。どのような検査を行うのか、どのようなインプラントを埋め込むのか、どのような環境で治療を行うのか、事前に確認しておくことが大切です。そのことが、インプラントの寿命にもつながる事となるでしょう。

 

2.術後の過ごし方についての医師の指示を守る

インプラント手術後は、術後の過ごし方について説明があります。傷の治りやインプラントと骨の結合などにも影響するため、医師の指示に従って過ごすことが大切でしょう。気になることがある場合には、事前に確認しておくことが大切です。

処方される抗生剤は必ず飲み切る

②激しい運動は避ける

③お手術当日は、入浴を避けシャワーで済ませる

④刺激の強い飲食物(硬い・辛い食べ物など)は控える

⑤喫煙・飲酒は控える

⑥舌などで患部を刺激しない

 

3.定期的に歯科を受診しメンテナンスを受ける

インプラント治療は「インプラントを埋入してそこで終わり」というわけではありません。埋入したインプラントをよい状態に維持し続けるためには、歯科医院での定期的なメンテナンスは欠かせません。

当院では、6ヵ月に1度のペースでメンテナンスにお越しいただきます。

インプラントは虫歯になることはありませんが、歯周病(インプラント周囲炎)にはかかります。インプラントのトラブルを防ぎ、メンテナンスを継続的に行うことは、残っている歯を守ることにもつながってくるでしょう。

メンテナンス内容の例

①口腔内(歯・歯茎)のチェック

②かみ合わせの調整

③歯の清掃

④生活指導

⑤ブラッシング指導

⑥レントゲンによる撮影

 

4.徹底したプラークコントロールを心掛ける

インプラントは虫歯になることはありませんが、プラーク(歯垢)のついた状態が長く続くとインプラント周囲炎を引き起こす恐れがあります。

インプラント周囲炎は、口腔内が不衛生な状態になることで歯周病の原因菌が増殖し、インプラントの周りの粘膜や顎の骨に感染する病気です。インプラント周囲炎による炎症が進行すると、最悪の場合インプラントの脱落を招くこともあります。
インプラント周囲炎を予防するには、丁寧なブラッシングや歯間ケアによるプラークコントロールがとても大切です。術後のセルフケアについて不安な方は、担当医に相談してみましょう。

ページトップへ戻る