クリーニングと定期メインテナンスの重要性

投稿日:2021年11月15日

カテゴリ:スタッフブログ

お口の健康を維持するための『メインテナンス』

歯科医院に通いはじめるのは『しみる』『痛い』などの症状が出てからという方がほとんどです。しかし、歯科医療先進国と呼ばれるスウェーデンやイギリス、アメリカなどでは、治療を目的とした通院ではなく、予防のための定期検診を受ける方が多いです。それは治療よりも予防のほうがお口の健康を守ることにつながるという意識が浸透しているからです。

メインテナンスとは?

メインテナンスとは歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。

治療が終了した後も、36ヶ月ごとの定期検診の受診をお勧めしております。歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞(歯垢の蓄積)し、歯周病が再発します。

したがって、この細菌の停滞(歯垢の蓄積)を除去し続けることで歯周病の再発を予防することができ、お口の健康を維持することができます。

細菌の集団である歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することが出来ます。しかし深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある細菌はブラッシングでは除去できません。これらは歯科医院にて専門的なクリーニング(PMTCといいます)を行なうことによって除去することができます。

歯周病は再発の多い病気といわれています。治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです。治ったとしても溶けてしまった骨が完全に元通りに戻るわけではなく、ほとんどが歯と歯肉が付いている状態にすぎません。ブラッシング不足や、メインテナンスを怠ると細菌が活動しはじめ歯周ポケットが深くなります。再発をおこします。

また残念ながら治療に限界があるため、部分的に治りきらないところが残ることもあります。しかしそのような部位でもメインテナンスを継続することにより、歯周病の進行を食い止めることができます。

メインテナンスはどのようなことをするのでしょうか?

PMTC」耳慣れない言葉かもしれません。PMTCとは『プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング』の略で、「歯科医師・衛生士のように特別な訓練を受けた専門家により、器具とフッ化物入りペーストを用いて、すべての歯面の歯肉縁上および縁下のプラークを機械的に選択除去する方法」となってます。

最近PMTCが浸透してきた背景として、患者さんのホームケアを中心としたプラークコントロールだけでは、健全な口腔衛生状態を保つことが難しいことが明らかになっています。患者さんだけではコントロールしきれない部分を見つけ出し、そこを専門家が維持管理していくことで、私たちと患者さんが共通の目的を持つことができ、より強い信頼関係が生まれるものと考えています。

今やPMTCは、予防歯科にとって欠くことのできないシステムとなりつつあります。

治療を終了した後、良好なお口の状態を維持管理するためにメインテナンス(PMTC)は欠かすことができません。一度歯周病に罹られた方は、再発が多いとの報告があります。

不治の病というわけではありませんが、治ったといっても溶けた骨が再生して戻るわけではなく、その多くは歯肉と歯の弱い結合が得られるだけなので、プラークコントロールをさぼったりするとまた歯周ポケットができてしまうのです。

また、一生懸命治療を受けても(私たちが行っても)、歯周ポケットが完全に治らない場合もあります。だから、もうこれで来なくてもいいということは、残念ながらありません。

歯周病に罹られた方、虫歯の多い方、たくさんの修復物を入れられた方にはメインテナンス(PMTC)をお勧めしています。

時間は1回あたり60分〜90分です。

  1. 歯周精密検査
    ・エックス線検査
    ・歯周ポケットの測定
    ・動揺度の検査
  2. ブラッシングの再確認
  3. 咬み合わせのチェック
  4. 生活習慣指導
  5. トゥース・クリーニング
  6. 抗菌剤の塗布、フッ素塗布など

欧米では歯周病を「静かなる疾患」と言われています。

これは患者さん自身が再発や進行を自覚することは困難であると言う事です。

歯を失わないためにもトラブルを感じなくとも定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることが必要です。

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